中古一戸建ての建物診断を行いました【建物内部編】
皆様、いつも大変お世話になっております。
住宅の診断・調査でお馴染みのイクスプランです。
気温が上がってきて、春らしくなってきましたね。
もうすぐ始まるお花見のシーズンが楽しみです。
今日は先日の続き、中古一戸建て建物診断の内容を紹介いたします。
主に建物内部の調査の様子です。
■ 玄関
玄関の幅木の様子です。
隙間があったり、不具合が見られました。
また下足箱の扉の建付けがそろっていません。
これらすべて調整・タッチアップが必要です。
■ 傾き
建物診断ではこのようなレ―ザー測定器を利用します。
傾きは築年数相応・許容範囲内のもので、
問題がないことが確認できました。
■ 水回り
水回りでは状況が許せば、実際に水を出して
赤さびや濁りなどがないか、水圧はどうかを調べます。
その後、水を溜めてみて、パッキンに問題がないかを調べます。
そして水を流した際に、水漏れがないかを調べます。
■ 窓廻り
バルコニーの先端部分の表面塗膜がはがれていたり、
複数個所に変色後も見受けられました。
塗膜がはがれていると、その部分からさらに傷みが広がってきます。
できるだけ早く補修が必要です。
サッシや雨戸と枠の間に隙間ができてうまく閉まらない箇所がいくつかありました。
シャッター紐も劣化していました。
調整が必要です。
他に比べると小さなことに思えるかもしれませんが
新居にお引越しした後にすぐに気持ちよく生活をスタートできるように
小さなことですが、気づいたことは報告書に記載しています。
■ 設備
システムキッチン・洗面化粧団の面材が揃っていませんでした。
見栄えもそうですが、何かが引っかかってしまったり、
出っ張ってしまっているところで怪我もしかねないので、
早い段階での調整が必要です。
最初にやっておかないとずっとそのままですし見た目もすっきりしていた方が気持ちの良い時間を過ごせますよね。
■ 屋根裏
あまり見ることのない屋根裏ですので、
ご依頼いただいた際には、詳しくチェックさせていただいています。
「小屋組み」に劣化・腐朽はありませんでした。
基本的には問題なく設置されていましたが、
天井吊材に当たって隙間ができている部分があります。
断熱材は隙間なく設置されて100%の効果を発揮します。
もう一枚重ねるなどの調整が必要です。
多くの方が気にされる「雨漏り」についてです。
雨漏りしている場合、このようなシミ跡が見受けられます。
このようなシミがあった場合、
それが新しいものか、現在も継続して雨漏りしているものなのか
どこが原因で雨漏りしているのかを調べます。
こちらの物件の場合、先日ご紹介した屋根の不具合が関係している可能性があります。
屋根の板金が一部膨らんでいたため、その隙間から建物内部に吹き込んだ可能性が考えられます。
そのほか、建物全体の様子を観察し、考えられる原因、対処方法を写真付き報告書に記載してお渡ししております。
■ 床下
屋根裏同様、あまり見る機会がない箇所ですよね。
床下も屋根裏同様「断熱材」の様子を確認します。
その次に、湿気がないか、状態がきれいかをチェックします
床下から建物基礎に異常が見られないかも調べます。
一部細かいひび割れは見られましたが、
強度に影響及ぼさない程度のものだと判断します。
基礎は建物の外部からも確認しますが、
ひび割れが貫通していたり、そのサイズ・深さが大きいものだと
基礎の強度に関係してくる可能性もあるので、
床下からもチェックすることが大切です。
いかがでしたでしょうか?
車も外装や車のデザインよりエンジン・機械の状態が大事なように、
お家も塗装や内装のような目に見える部分だけでなく
それを支える土台・建物本体の状態がいちばん大事です。
弊社は 購入前、入居中などお家の状態を問わず、
皆様のお家のメンテナンスのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
困ったこと、気になることなどがあれば、
ぜひお気軽にお問合せください!
それではまた!
(株)EQSPLAN(イクスプラン)一級建築士事務所
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