あんしん工程検査 第1回(基礎底盤配筋検査)
皆様、こんにちは。
福岡・佐賀の住宅購入時の診断・調査でお馴染みのイクスプランでございます。
今回は 安心工程検査の第1回 の内容をご紹介いたします。
1回目のチェック箇所は「基礎」
「基礎工事」といっても、
基礎底盤といわれるベース部分と、立ち上りの部分といわれる部分があり、
二回に分けてコンクリートを入れる作業が行われます。
そしてコンクリート打設後の仕上がりと上部構造との接続検査です。
そのため今回の物件では3回にわたって基礎部分の検査を行いました。
1回目は 主に、ベースとなる部分、基礎底盤配筋の検査です。
「基礎/ベース」という言葉のとおり、この部分が建物の支えになります。
しかし、鉄筋の本数や間隔が設計図書通りかどうかを確認せずにコンクリートを入れてしまうと
もう目視で確認することはできませんし、
そのまま工事が進んでしまうと、強度が足りない建物になってしまう可能性があります。
そのため、工程検査では上の写真のように
一本一本の鉄筋が適切な箇所に、また適切な間隔で配置されているかを確認します。
こちらの現場ではそれらが適切に行われていました。
■「鉄筋のかぶり厚検査」
鉄筋の「かぶり」とは、コンクリート面から鉄筋までの距離のことです。
実はこの厚さが適切に取られていることで、鉄筋を錆などの劣化から守ることができます。
1箇所、設備配管固定のために使われていた鉄筋に「かぶり」が適切でない箇所がありました。
配管固定のために鉄筋が使用されていたとはいえ、
後々この部分が劣化してしまうと、建物の強度に影響が出てきかねません。
そのため、鉄筋以外の方法で固定するように指示しました。
■基礎のレベル確認検査
こちらも図面通り問題ありませんでした。
以上安心工程検査第1回「基礎:底盤配筋検査」でした。
ご自身のお家の基礎部分・鉄筋がどうなっているかなんて見たことが無いという方は多いと思います。
家が建ってしまうと詳しくは確認ができなくなってしまう基礎の部分だからこそ、
まだ手直しができる段階で、不具合になりかねない箇所をチェックしておくことは大事ですね。
次回は 安心工程検査第2回「基礎立上り配筋検査」の内容をご紹介いたします。
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