あんしん工程検査 第4回(構造金物検査)
こんにちは。
福岡・佐賀の住宅購入時の診断・調査でお馴染みのイクスプランです。
朝晩ひときわ冷え込むようになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本日もあんしん工程検査の様子をご紹介いたします。
今回は第4回「構造金物検査」です。
先日までは「基礎」の部分に関する検査でしたが、
今回からはいよいよ「建物」部分の調査です。
「構造金物検査」とは
柱や梁、土台など家の骨組みを支える金具が
設計書通りの適切な場所に、適切な個数設置されているか、
使用されている金具の種類に間違いはないか、
それらがきちんと固定されているか、などを調べるものです。
たとえ決められた個数設置されていたとしても
適切な場所に設置されていなかったり、
固定が甘いと、強度に大きく影響しかねません。
数が足りないなんてもってのほかです。
ただ土台、柱などは基礎と同じく
工事が進むと目視での確認が難しくなってしまう箇所なので
この段階で確認しておく必要があります。
それでは、今回の現場の様子を見てみましょう!
こちらは各階の様子です。
綺麗に整理してあり、適切に配置固定されていることを確認できて安心です。
しかし、床部分(剛床)を見てみると…
本来15cm間隔で固定するように決められているのに
間隔が飛んでいる箇所が数か所あったり、
釘があまりにも際に打ってあったり。
いくら指定された材料が使われていても、これでは設計上での強度を十分に発揮できません。
その場で増し打ちするように指摘しました。
床が傾いていないかなどもこの場でチェックします。
建物外部の方をチェックしていると同じような箇所がいくつか見られました。
釘の頭がかなり出ていたり、逆にめり込んでしまっていたり…
外壁のボードの固定が適正に行われていません。
このような施工不良をそのままにしてしまうと、強度はもちろん、
以下の写真のような防水シートを貼った時に
防水シートを破れてそこから腐食してしまったりなど
せっかくの新築の建物なのに、劣化が早まってしまうの原因になりかねません。
これらの施工不良も調整してもらうようその場で指摘しました。
外で作業の様子を見ていると
このように足場に重機が置いてあったり、物置になっている様子が見られました。
これらは外壁や木材などの材料が傷ついてしまう原因にもなりますし、なによりも危険です。
安全に作業が行われて初めて、ご依頼者様が安心して新しいお家での生活をスタートできると思います。
そのため、作業環境について気になることがあればその点も指摘します。
屋根作業も進んでいます。
防水シートがきちんと張られていること
瓦が整然と葺かれていることを確認しました。
以上第4回検査内容でした。
今回も大きなミスはありませんでしたが、
第三者が工程検査に入って二重チェックすることで
より確実に、仕様通りに施工されることを見届けることができます。
次回は第5回「防水工事・壁断熱工事」の様子をお届けします。
お楽しみに!
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