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2022/03/29

【重要】耐震基準適合証明書についてのお知らせ

 

 

 

皆さんこんにちは。

 

住宅診断でおなじみのイクスプランです。

 

福岡では桜が満開を迎えていますね。

 

寒くて閉じこもっていた命がコロナの緩和と共に一斉に花開く心躍る季節ですね!

 

でも、気候の変わり目ですので体調管理には十分お気を付けください!

 

本日は、耐震基準適合証明書に関する重要なお知らせがあります。

 

 

 

”住宅取得時の減税に必要だった

耐震基準適合証明書がほぼ不要になる!というお話です。

 

※この法案は現時点で参議院で審議中であり、可決した場合のお話ですが、

ほぼ確定と言われています。

 

 

 

「なんのことだろう?」「どういうこと?」

「これから家を買おうと思っているけど、それって私にメリット・デメリットがあるの?」

と思われる方も多いと思います。

 

 

順番に説明してみたいと思います。

 

 

※そもそも「耐震基準適合証明書」とは?

 

建物の耐震性が建築基準法で定められた耐震基準を満たしているか

・劣化が強度に影響していないか、

・建物の強度などが十分か、

・一定の強い地震が来た時に耐えられるか

などを専門家が確認し、それを証明する書類のことです。

 

これまでの制度:

 

建築確認日が昭和56年4月1日以降の建物で

戸建は築20年、マンションは築25年以上が経過した建物が

調査の結果、耐震審査OKだった場合、適合証明書が発行されることにより、

・登録免許税の軽減

・住宅取得資金の贈与に対する贈与税の非課税

・不動産取得税の軽減

が認められていました。

 

 

今後の制度:

 

新耐震基準が適用されている建物は一律ノーチェックで減税対象となる!

 

「それっていいことなんじゃない?」って思われる方もおられるかもしれません。

 

確かにお家の購入にかかる費用が減るという面では

お財布には優しい制度かもしれません。

 

でも制度が変わったからと言って、調査対象にならない全ての建物が

「地震に耐えられるほどの強さであることが保証されるわけではない」のも事実です。

 

これまで調査に伺った新耐震基準で建てられた多くの建物でも、

増築や、柱や壁を抜いたりの大幅な改築、リノベーションが行われていて、

新築時の状態と全く変わっている場合があり、

建築当初の強度を維持できていない建物が多く見受けられました。

 

それに、強度の基準が強化される2000年までの物件などは、

基準にあった建築をしていたとしても、

地震などで半倒壊の恐れがある建物があるのも事実です。

 

 

それを全て一律で「大丈夫! チェックしなくてOK!」と言われてしまうと、

少し不安ではないでしょうか?

 

また今まで以上に日本各地で地震が増えており、

大地震の可能性についてのニュースもよく扱われています。

 

耐震診断適合証明書発行は必要がなくなっても、

購入する際、基礎や壁に気になるひび割れや傾きが感じられる物件、

2000年迄に建てられたものに関しては特に、

建物の耐震診断を含めた建物診断(インスペクション)をお勧めいたします。

 

 

 

自分と家族の安全は自分たちでしっかり、賢く守っていきたいものです。

 

本日のブログを読んで、疑問に思われたことがありましたら、

お気軽にお問合せください。

 

 

それではまた!

 

 

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(株)EQSPLAN(イクスプラン)一級建築士事務所
http://eqsplan.jp/
住所:〒814-0121 福岡市城南区
神松寺3-14-20-1013
TEL:092-862-8880
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2022/03/25

九州・山口のインスペクション(住宅診断士)募集!

 

 

 

皆さんこんにちは。

 

福岡を中心に建物の診断・調査に特化した業務を行っておりますEQSPLAN(イクスプラン)です。

 

 

現在弊社では九州・山口圏内で、ただいまインスペクターとして一緒に成長できる方を募集しております。

 

 

 

設計の合間にできるお仕事をお探しの方

 

物件調査したことを設計に生かしたいとお考えの方に特にお勧めです。

 

 

 

診断する資格は有るんだけども実際やるとなると怖いし不安。

 

そもそもどこから仕事をとってきたらよいのかすべもない…。」など、

 

やりたいけどやれないとジレンマを抱えておられる方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

弊社EQSPLANはこれまでの過去16年間.1,800件の実績があるので、サポートも充実しています。

 

 

また、インスペクションに加えてフラット35適合審査・耐震診断・耐震補強計画・証明書発行など、

 

現在お持ちのスキルがあれば活用できます。

 

 

 

詳しくはZOOMでの説明会にてご案内したします。

 

 

でも、「まだ迷っていて、ZOOMするまではないけど。とりあえず話を聞いてみたいかも。」

 

という方も、お電話メールでのお問合せも受け付けておりますのでご安心ください。

 

お気軽にご連絡ください!

 

連絡先は下部に掲載しております。

 

 

御案内状も添付しておりますので、こちらもぜひご覧ください。

 

 

インスペクター募集

 

 

それではまた!

 

 

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2022/03/14

中古一戸建ての建物診断を行いました【建物内部編】

 

 

皆様、いつも大変お世話になっております。

住宅の診断・調査でお馴染みのイクスプランです。
気温が上がってきて、春らしくなってきましたね。

もうすぐ始まるお花見のシーズンが楽しみです。

 

 

今日は先日の続き、中古一戸建て建物診断の内容を紹介いたします。

主に建物内部の調査の様子です。

 

 

■ 玄関

玄関の幅木の様子です。

隙間があったり、不具合が見られました。

 

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また下足箱の扉の建付けがそろっていません。

 

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これらすべて調整・タッチアップが必要です。

 

 

■ 傾き

建物診断ではこのようなレ―ザー測定器を利用します。

 

 

s-IMG_4972

 

傾きは築年数相応・許容範囲内のもので、
問題がないことが確認できました。

 

 

■ 水回り

水回りでは状況が許せば、実際に水を出して
赤さびや濁りなどがないか、水圧はどうかを調べます。

 

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その後、水を溜めてみて、パッキンに問題がないかを調べます。

 

s-IMG_5003

 

そして水を流した際に、水漏れがないかを調べます。

 

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■ 窓廻り

バルコニーの先端部分の表面塗膜がはがれていたり、

複数個所に変色後も見受けられました。

 

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塗膜がはがれていると、その部分からさらに傷みが広がってきます。

できるだけ早く補修が必要です。
サッシや雨戸と枠の間に隙間ができてうまく閉まらない箇所がいくつかありました。

 

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シャッター紐も劣化していました。

 

s-IMG_4991

 

調整が必要です。

 

他に比べると小さなことに思えるかもしれませんが

新居にお引越しした後にすぐに気持ちよく生活をスタートできるように

小さなことですが、気づいたことは報告書に記載しています。

 

 

■ 設備

 

システムキッチン・洗面化粧団の面材が揃っていませんでした。

 

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見栄えもそうですが、何かが引っかかってしまったり、
出っ張ってしまっているところで怪我もしかねないので、
早い段階での調整が必要です。

最初にやっておかないとずっとそのままですし見た目もすっきりしていた方が気持ちの良い時間を過ごせますよね。

 

 

■ 屋根裏

 

あまり見ることのない屋根裏ですので、
ご依頼いただいた際には、詳しくチェックさせていただいています。

小屋組み」に劣化・腐朽はありませんでした。

 

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次に「断熱材」の設置状況の確認です。

 

基本的には問題なく設置されていましたが、

天井吊材に当たって隙間ができている部分があります。

 

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断熱材は隙間なく設置されて100%の効果を発揮します。

もう一枚重ねるなどの調整が必要です。
多くの方が気にされる「雨漏り」についてです。

雨漏りしている場合、このようなシミ跡が見受けられます。

 

IMG_5044

 

このようなシミがあった場合、

それが新しいものか、現在も継続して雨漏りしているものなのか

どこが原因で雨漏りしているのかを調べます。

 

こちらの物件の場合、先日ご紹介した屋根の不具合が関係している可能性があります。

屋根の板金が一部膨らんでいたため、その隙間から建物内部に吹き込んだ可能性が考えられます。

 

そのほか、建物全体の様子を観察し、考えられる原因、対処方法を写真付き報告書に記載してお渡ししております。

 

■ 床下

屋根裏同様、あまり見る機会がない箇所ですよね。
床下も屋根裏同様「断熱材」の様子を確認します。

 

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その次に、湿気がないか、状態がきれいかをチェックします

 

IMG_5068

 

 

床下から建物基礎に異常が見られないかも調べます。

 

一部細かいひび割れは見られましたが、
強度に影響及ぼさない程度のものだと判断します。

 

s-IMG_5073

 

 

基礎は建物の外部からも確認しますが、
ひび割れが貫通していたり、そのサイズ・深さが大きいものだと
基礎の強度に関係してくる可能性もあるので、
床下からもチェックすることが大切です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

車も外装や車のデザインよりエンジン・機械の状態が大事なように、

お家も塗装や内装のような目に見える部分だけでなく

それを支える土台・建物本体の状態がいちばん大事です。

 

 

弊社は 購入前、入居中などお家の状態を問わず、

皆様のお家のメンテナンスのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
困ったこと、気になることなどがあれば、

ぜひお気軽にお問合せください!
それではまた!

 

 

 

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2022/03/04

中古一戸建ての建物診断を行いました

 

こんにちは。

建物診断でおなじみのEQSPLAN(イクスプラン)です。
今回は「中古住宅」の「建物診断」の様子をご紹介いたします。

 

今日のブログでは、外の部分について紹介したいと思います。
今日ご紹介するおうちはこちらです。

 

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築30年ほどの物件で、空家期間が約1年です。

外壁は塗り替えられたばかりで、とてもきれいです。

 

 

 

空家期間があったためかもしれませんが

敷地内にごみがあったり、雨水桝が詰まっているところが見受けられました。

 

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お手入れをしないと、排水溝が詰まってしまい、

水はけが悪くなり、場合によっては床下の湿気 → 劣化の原因となってしまいます。

 

これはどこのお家にも言えることですが、

「入居後」も「定期的」に、泥やごみなどが溜まって雨水の流れを妨げてしまっていないか、

点検と清掃を行う必要があります。

 

 

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敷地の配水管が地面の高さよりも高くなっています。

躓いてこけてしまったりする可能性もあるので、

高さの調整を行った方が安全かもしれません。

 

 

 

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断熱養生の固定がしっかり行われていない箇所もいくつかありました。

断熱養生が十分でないと、

せっかく温めた水の温度が下がってしまう原因になります。

きちんと処理されている必要があります。

 

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アプローチ・玄関ポーチのタイルが浮いています。

このタイルをそのままにしていると、将来的に剥がれたり割れたりする可能性があります。

浮いている隙間から雨水が入ると内側の劣化も進んでしまいます。

 

 

 

塗り替えられたばかりの壁ですが、

 

塗料が別のところについてしまったり

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傷がついてしまっていたり、

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塗装後に修復したため、補修箇所が見えたままになっていたり

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釘が飛び出たまま塗られていたりするところが数多く見受けられました。

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これらすべて手直しが必要です。

 

 

 

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この白い部分を「土台水切り」といいます。

 

この土台水切りは壁をつたって流れる雨水が
土台など、建物内部に入り込まないようにする役割があります。

 

きちんと取り付けられてはじめてその効果を発揮するのですが、
こちらのお家ではすこし下向きに(基礎幅木)側に傾いてしまっています。

 

雨水がうまく切れない可能性があるので、ここも調整が必要です。

 
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こちらは屋根の様子です。

 

大半の部分は特に問題はなかったのですが、

 

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2階屋根の部分を見ていくと板金が大きく膨らんでいる箇所がありました。

 

少しでも隙間ができてしまうと、そこから雨風が吹き込み、雨水が侵入してしまいます。
すぐに調整が必要です。

 

 

 

中古住宅でも塗装された後だったり、
リノベーションされた後はとてもきれいで素敵な外観ですが
よくよく見てみるとすべてが安全な状態であるとは限らないことがあります。

 

知識と経験のある住宅診断士が細かい箇所まで丁寧にチェックし、
対策ができるようにお手伝いさせていただきたいと思います。
お家の内部の様子は次回お伝えいたします。

 

それではまた!
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